入学式

ote2007-04-11



 今日は入学式でした。
 わたしは1年生の担任です。1年生の担任になるのは10数年ぶりで、ワクワクドキドキです。


 朝8時過ぎから、子どもたちが登校してきました。朝のホームルームは、式の概要の説明です。生徒諸君は緊張気味です。そういう私もけっこう緊張していましたが、努めて笑顔で説明しました。今日の目標は、「呼名されたら、大きな声で返事をすること。」としました(^_^)。


 クラスの呼名も無事に済み、式が終わり、保護者や職員の拍手をうけて退場します。どの顔も晴れやかな表情をしています。その姿を見ていると、なんだか目頭がジーンとしてきました。(前頭葉が老化してきているようです。)


 生徒も保護者もクラスに入り、いよいよクラス開きです。昨晩、新入生に送る詩として、コブクロの「YELL〜エール〜」を選びました。

どんなに小さなつぼみでも 凍える冬を越えればほら
春が来るたびに 鮮やかな花が咲くのだから
あなたが今日まで歩いてた この道まちがいはないから
春には大きな 君が花になれ
見送る友の顔に目を伏せ 走り出す窓に
もう戻れない その不安を 希望だけじゃ断ち切れないでいるけど
今 君は門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ
誇り高き勇者のよう 風立ちぬその道のどこかで
君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ
思い描く夢のもよう いつの日にか その目に映せ


 今朝、この詩をすべて黒板に写そうと思いましたが、量も多く、とてもバランスよく板書できないと思い、「春には大きな 君が花になれ」とだけ、書きました。


 この詩の紹介のあと、生徒に話をしました。目先の進学のことだけではなく、10年、20年後の自分の姿を思い描きながら、学習に取り組むようにと。また、あるお母さんの「私のつくったお弁当を、3年間食べてくれてありがとう」という話をもとにして、人は人によって生かされることを話し、「誰の役に立つために、働くのか、また働きたいのか」それを考えてながら学校生活を送り、3年後には、今よりももっと大きな花になって卒業してくださいと話しました。さらに、この学校の百有余年の伝統を受け継ぐべく、君たちにはそれにふさわしい品格を求めたいとも話をしました。


 久々にここちよい緊張感を感じました。生徒諸君は、わたしを見つめていましたが、わたしの思い、伝わったのでしょうか。さて、明日からオリエンテーションが始まります。


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