「シュリ」1999

シュリ [DVD]

　この間、日本版「８月のクリスマス」を見ましたが、その評価は高くありませんでした。その理由に、本家の韓国映画「８月のクリスマス」の２匹目のドジョウとの批評がありました。また、「シュリ」でも主演をしていたハン・ソッキュの演技が光っていたこともその理由でした。その後見た「私の頭の中の消しゴム」 は、韓国映画が日本のランキングで初登場１位となった「シュリ」以来の映画ということでした。

　そんなこんなで、遅ればせながら、韓国映画「シュリ」を見ました。祖国の分断をテーマに、サスペンスとラブロマンスを見事に描いた、噂に違わない、見応えのある映画でした。メイキング映像を見ても、銃撃戦、カーチェイス、特殊撮影など、これまでの韓国映画を超えたものを作ろうとする意気込みが伝わってきます。大変テンポよく話が進み、見ている方も、一瞬たりとも気が抜けない内容となっています。日本でも、このような大作映画ができないものでしょうか。日本の場合、例の湾岸暑もののように、ストーリーよりも、役者にだっこされた作品が多いように感じます。

　愛する人が、実はスパイとは。でも、よく考えてみると、治安部員としては失格ですよね。簡単に引っかかってしまうなんて。盗聴マイクが入った熱帯魚まで職場に持ち込むことになるなんて。そして、あんなにたくさん、熱帯魚の水槽がある治安本部って、どう考えても変ですよね(^_^)。

　主演のハン・ソッキュ、笑うと、日本テレビのズームイン朝に出ている幸坊治郎さんに似ていませんか。そう思うのは私だけでしょうか(^_^)。

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