「8月のクリスマス」
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2006/03/08
- メディア: DVD
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「8月のクリスマス」をDVDを借りて、見ました。この作品は、韓国で98年に公開されて大ヒットとなった「八月のクリスマス」のリメイク版です。主人公は、山粼まさよし。ヒロインは、関めぐみです。
北陸の高岡を舞台に、話はゆっくりとしたテンポで進みます。写真館を営む主人公と、小学校の臨時講師のヒロインとのセリフも短めで、淡淡とした中に爽やかさが感じられるラブストーリーです。今回もラブストーリーの原則が見られました。いつもヒロインとヒーローの二人の出会いは最悪だというものです。「急ぎでプリントしてください」と写真館に飛び込んでくるヒロイン、「後にしてくれないか」という主人公、そんな2人の出会いでした。
2人の接近が少しはやく感じました。しかたがないのでしょうか。例えば、雨のシーンで主人公がヒロインの腰に手を回すのが、ちょっとはやすぎるのでは (^_^) 。しかし、2人は接近するものの、精神的な2人のふれあいの高まりが今一つ感じられません。もう少しそこを描けたら、ラストにもっと深まりができたのでは?。どうでしょう。
「好きだ」と主人公がヒロインに告げたのは、主人公が亡くなった後のヒロイン宛の手紙でのみ。プラトニック・ラブストーリーで、後味も爽やかな作品でした。
インターネットでみた映画評はおおむね良好でした。しかしながら、ある映画評論家は、「今回のリメイクは、柳の下の2匹目のドジョウを狙った安直なものである」。さらには、「ウジウジした安手のプラトニックメロドラマ」とも辛口に批評していました。う〜ん。わたしは、韓国版を見ていないので何ともいえませんが。でも、そんなに肩肘張らなくてもと思いますが。甘いでしょうか。
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