不幸中の幸い

ote2005-04-03



 先月の30日の3時頃、母親から「今、救急車の中にいる。腰が痛い。大変なことになった。」とわたしの携帯に連絡がありました。


 どこの病院へ行くか分からないから、病院に着いてから電話するとのことでした。しかし、1時間待っても連絡はありません。母親の携帯に電話をしてもかかりません。それで、すぐに病院に駆けつけられるように、自宅へ戻りました。やっと携帯が通じると、タクシーで実家に戻っているところでした(連絡してよ)。


 すぐに、実家(わたしの自宅から車で5,6分程度)へ行くと、両親ともにピンピンしていました。話を聞くと、精華町兜台1丁目(近鉄高の原駅の近く)で、信号待ちをしているところ、わき見運転をしていた女性の車に、追突されたとのことでした。追突されたはずみで、父親が運転する車は、歩道の縁石に飛ばされ、運転席側を下に横転しました。完全にひっくり返らなかったのは、前に止まっていた車にもたれかかったからだそうです。父親は後部ハッチから脱出することができましたが、母親は助手席でシートベルトにつり下げられた形で、警察が来まで脱出できなかったそうです。


 今回のことで、父親はかなりがっくりときています。車は、ご覧のような有り様で、廃車です。すでに4年乗っているので、200万円程度出費した車は、71万の査定だといわれました。父親は75歳で、もう数年しか乗れないのに、新しい車を追い金して買わなければならないのかというわけです。また、母親は、10万円程度の装飾メガネがなくなってしまいました。その弁済を求めると、そのメガネがあったことを証明しろといわれたそうです(メガネをかけた母親の写真で納得したようです。)。


 しかし、今のところ父親はまったく交通事故の後遺症はなく、母親の腰痛も比較的軽いようです。不幸中の幸いと考えるべきでしょうね。


 車の全損は、一番割が合わないそうです。日本の損害保険は、加害者保護に重点が置かれているようです。写真は、昨日荷物を引き取りに行ったときに撮影しました。