寂しいお花見でした

ote2005-04-02



 昨年は4月2日に、郡山城址でお花見をしました。そのときは、桜は満開で、郡山高校に沿って柳澤神社に登っていく道には屋台がたくさん並んでにぎわっていました。また、柳澤神社の境内には、シートを敷きお弁当を広げるサラリーマンや家族でごった返していました。


 今年の3月は、この3日間のように暖かい日もありましたが、中旬頃に寒い日も多く、桜の開花も例年よりも遅れたようです。わたしが高校から研究所に赴任した年には3月30日にもう満開で、感激しました。こんな年もあれば、高校の入学式のときにもちらほら咲きというという年もありました。昨年の開花は早かったのですね。


 今年の花見も昨年のように、西友の近くにある「翁」という料理屋で食事をしました。この「翁」は以前からよく行っているのですが、料理に季節感を出す工夫があり、また、うつわも見てもおもしろいものが多いです。きのう初めて食べたものは、ワカサギの干物でした。なかなか堅かったですが、かめばかむほど香ばしく甘くなってきました。味はシシャモににています。小粋なのはビールを飲むコップです。女性のこぶしぐらいの大きさで、厚みがものすごく薄いのです。指で弾くとまるでプラスチックのようですが、実はガラス製。注ぐ回数が多くなりますが、いつも冷たいビールが入っているのです。


 さて、今年の花見ですが、一言で「残念」といった感じです。お城まつりが先月27日から始まっているはずなのですが、屋台は並んでいるもののすべてほろがかぶせてあり、人の姿は皆無。アベックが点在しているだけでした。研究所の前の桜はちらほら咲きだったのですが、お城の桜はほとんどまったくだめでした。ただ、最近建てられた天守閣が少し向こうに見え、手前のお堀の水面に灯籠の灯が映る様子は good でした。


 満開の桜は、来年のお楽しみにします。