高校陸上競技選抜合宿
２４〜２６日にかけて、２泊３日で地域の高校陸上競技選抜合宿が行われました。この合宿は、競技力向上を目的に主に地域の学年別大会での入賞者を対象としています。本校からは１１名が参加しました。（地区大会での入賞者は、近畿・東海選抜合宿が三重県で開催され、こちらには２名参加しています。）
わたしは、短距離４００ｍパートのコーチを務めました。練習メニューは以下の通りです。
２４日（水）
＜午前＞
- 基本ドリル（体軸のつくり方、片脚で前進、片脚切替え前進、ウォーキング・クロール、ジョギング・クロール、ランニング・クロール、その場で大きく腕を振る、腕を大きく振ってジャンプ、腕を大きく振ってジョギング、腕を大きく振ってはねて前進）
- ６００ｍ×３（set間２０分）
＜午後＞
- 手つなぎオニ
- サーキット×
３２（ジャンプスキップ３０ｍ往復、腕立て伏せ（広め）３０回、ケンケン走（速く）左右５０ｍ、チェストパス３０回、オーバーヘッドパス３０回、ストレートバウンディング５０ｍ往復、二人組負荷押し３０ｍ往復、腕振り６０秒、カンガルージャンプ３０ｍ×２、２歩助走オーバーヘッドパス３０回、長座開脚オーバーヘッドパス３０回、長座開脚バックパス３０回、ハードルジャンプ５Ｈ×５、ハーフスクワットジャンプ３０回）３００ｍ快調走×５
２５日（木）
＜午前＞
- 基本ドリル（モモ上げ歩行、振出し歩行、モモ上げステップ、振出しステップ、シャッフル小、シャッフル中、シャッフルバウンディング、ラダー両足前ステップ、ラダー両足前後ステップ、ラダー片脚前ステップ、ラダー片脚前後ステップ、ラダー片脚横ステップ、前屈み歩き、前屈み飛び込み、前屈みステップ、前屈み連続飛び込み、斜め向きハードル跨ぎ越しステップ、すり足ステップ）
シャトルラン（３０ｍ×８、５０ｍ×８、８０ｍ×８）＜午後＞
- フリーアップ
- ４０秒間走（男２８０ｍ、女２５０ｍ）×３×４set（rest 各４分／set間１５分）
２６日（金）
＜午前＞
この季節、特に４００ｍは走り込みが重要となります。４００ｍ走はミドルパワー、乳酸系*1のエネルギー獲得の改善が望まれます。多くの生徒は短期間にこのように走り込むことは初めてのようでした。このような走り込みは、乳酸系を改善させたり疲労物質である乳酸に対する耐性を獲得させたりすると共に、距離に対する恐怖心をなくし、自信をもたせることができます。
今日のエンドレスリレーは、９人一組みで行いました。５本を過ぎた辺りから生徒の顔の表情が険しくなってきました。しかし、１０本走り終わった生徒の顔には、さわやかな笑顔が見られました。走り終わった安堵感と共に、頑張って走ることができた達成感を見てとることができました。
最後に、ここにいるみんなが切磋琢磨して自己ベストを出し、マイルリレーでインターハイに出場することを期待する旨を話し、全日程を終えました。
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*1:解糖系により、グリコーゲンを酸素を使わずに乳酸に分解し、エネルギーを生成させる。
