痛風治療始まる

ote2008-07-06



 何を隠そう、今年の4月は痛風から始まりました。親指の付け根の辺りが1.5倍ぐらいに膨れあがり、激痛が走りました。約1か月程度足を引きずるほどの痛みが続きました。先日、1か月以上前に行った検査の結果を聞きに病院へ足を運びました。


 痛風とは、「動物性蛋白、核酸に含まれるプリン体の摂取の過剰により、足・手指・膝関節などに尿酸結晶の沈着を生じて発作性激痛を反復する疾患。遺伝性素因が作用。30〜40歳台の飽食する男性に多い。慢性化すると腎不全で死亡。」というものです。


 痛みが起こるのは、尿酸の血中濃度が高まると尿酸が結晶化し、それを白血球が異物と認識し攻撃を行い、活性酸素やプロスタグランジンが毛細血管を拡張させ、赤みや腫れ、激しい痛みを引き起こすからです。


 痛風のタイプは3つあります。1)肝臓での尿酸産出の過剰、2)腎臓での尿酸排泄の低下、3)混合型です。これを尿酸クリアランス検査で調べなければ治療が始められません。


 尿酸クリアランス検査は,ペットボトルの水350cc一気に飲み、30分後に排尿して膀胱を空にし,正確にその1時間後の尿をとります。その時の尿量と尿中尿酸値を測定し,血中の尿酸値との比較から尿酸クリアランスを計算します。その結果、わたしは腎臓での尿酸排泄の低下が原因でした。日本人は元より尿酸排泄が低いそうです。もう少し、詳しくいえば、腎臓の腎細管(細尿管)での尿酸の再吸収が多いのです。これからは、尿酸の再吸収を押さえる薬を飲み続けることになりました。


 痛風の薬を紹介します。左上が尿酸排泄促進薬のベンズブロマノン(商品名:ユリノーム)、これをおそらく一生毎朝一錠飲むことになりました。左下が痛風になってしまった時の腫れや炎症を抑えるブロビオン酸(商品名:ナイキシン)、右が白血球の作用を押さえるコルヒチンです。これを痛風の発作がおきる直前に飲めば、発作を防ぐことができます。これら3種類の薬を使い分けします。


 今では、毎晩の晩酌をビールから焼酎にかえたり、レバーや干物を食べないようにしたりして、プリン体の摂取に気をつけています。ビール飲みたい、レバ刺し、シラス干しを食べた〜い (T.T) 。


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