池田さん

記録会風景



 今季2回目の記録会でした。朝、駐車場に着いてテントなどの荷物をおろしました。その時に、生徒の一人が「池田久美子が来てますよ」と。一瞬何を言っているのか分かりませんでした。


 今を時めく福島大学出身、スズキに所属している日本女子走り幅跳びの第一人者の池田久美子さんのことでした。昨年の世界選手権の代表選手です。役員の一人に聞くと、記録会に参加するためにやって来たということ。調整のための競技会を探したら、当日申込みで参加できるこの記録会を見つけたとのことでした。すべて当日申込みで成り立つ記録会なんて行っているところはあまりないのでしょう。池田さんにとっては今季屋外での初の競技会です。


 本部裏の廊下で偶然すれ違いました。映像で見るよりも小柄だなという印象です。身長は166センチですからそんなものでしょうか。しかし、試技が始まり、セパレートタイプの競技ウエアでピットに立つと一回り大きく見えました。助走での無駄のないスムーズなフォームで加速していく姿は、さらに大きく見えます。すごい!


 3月にスペイン・バレンシアで行われ世界室内選手権では踏切の不調に苦しみ、6m17の記録で予選落ちしました。今回は助走のスピードを落としてしっかりと踏み切ることに取り組んだようです。それでも6m18のジャンプを披露してくれました(自己記録は6m86)。昨日の福島大の川本監督のブログを見ると、不調だった昨年の池田さんのデータ解析を行い、修正点を明確にしたとありました。是非、北京では入賞を果たしてもらいたいものです。


 今日の記録会は中学生、高校生が多い競技会でした。身近で一流選手の試技に接することができたことは、子どもたちにとっても貴重なものになったことでしょう。


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