いのししの一刀彫

ote2007-01-03




 これは、いのししの一刀彫で、奈良一刀彫といわれます。亥年生まれの義理のお母さんへの贈物です。 


 奈良一刀彫の起源は、平安末期から行われていた春日大社の若宮祭での、神様へ奉納された田楽において用いられた風流人形です。このことから、この彫り物は、田楽人形と呼ばれました。室町以後には奈良人形といわれ、明治になって、「刀法を強調する」意味から一刀彫と呼ばれるようになりました。


 わたしの家には、奈良一刀彫のおひな様があります。これについては、3月2日の刮目日記を見てくださいね。


     3月2日へジャンプ ←ここをクリック


 この一刀彫はなかなか見飽きません。のみを用いた荒削りさが、いのししの勇猛さを引き立てています。また、この一刀彫りは、くすのきから彫られているのでしょう。樟脳のにおいがします。


なるほど! と思ったら、ワンクリックを → 教育ブログRanking